週刊誌

 

笑ってるわ

めちゃくちゃ笑ってる

 

自分ほど単純明快な女を見たことない!

一生話すこともないと思っていたあの人さ!

思い出してはひとり生きてきたあの人さ!

 

こうどうしても何もよくない日にLINEしてきたよ!

 

一気にあのときの感じに身体ごと引き戻されて、心臓がありえん速さでバクバクしてよー、怖かったなー

 

何でもない、ただ元気か?って聞かれただけだった

 

せっかく寝ようと思ってたけど、変わらない4時代のLINE、笑ってしまったな

 

それ以上にずっと変わらない自分の気持ちにも笑ってしまった

 

もう寝られないな

 

風呂でも入って朝を待つかねー

 

P.S.文字にしたら「あるある」みたいになって、すごく遣る瀬無い。私にとって、ほんとうのほんとうに良くも悪くも特別な存在で、この人生に一点のシミを付けてった人。もう二度と話すこともないことが分かりきってた人。そんな人から連絡が来たんだよ。2、3ヶ月ぶりかな。存在は消えきって、残り香も季節をまたいで空気に溶けてった。残ってたのは赤マルのゴミだけなのに。また、ポッと現れた。返事もせずに寝られるわけないし、意味わからない時間に洗濯を始めたし、明日やろうと思ってた皿洗いもやった。どうしたらいい。誰にも分からない、分かってもらおうと思ってもない。ただ、この苦しみの増幅を黙って見てることしか私には出来ない。