アストロビスタ/ハルカミライ
「眠れない夜にあたし、」
久しぶりにそんな夜
ちょうど一年前、このベランダでオプションをずっと吸ってた この時間
アパレルをやってた 働いていた がむしゃらに、泣きながら、当時近い存在に頼りながら
進む方向さえ分からなくてまったく生きている実感が損なわれていたあのころ
家に帰っても家に帰りたくて、どこにも居場所がなくて、だれも本当のところは頼れなくて、ふける時間ができるとすぐに実家に帰りたくなった
おもむろにベランダの際を裸足で歩いて、どうせ死なないし飛んでみようとしたこともある
マンションの屋上で泣きながらタバコ吸ったこともある
でも、あのころのあなたは今のわたしと絶対にちがう ちょっとだけ羨ましいなーと思う
綺麗だった まっさらだったね いつも泣けるのは心が綺麗だからだったね
また、あなたみたいになれるかな 繰り返しはいやだけどいいとこは全部詰め込みたいよ 私が私のために流す何でもない涙って最近なくてどうしたもんかね
会いたい
一年前の私
ほんとうは、なんにもなかったよね、ほんとうは、なーーーんにも要らないんだよね、そーだそうだ
明日には、来月には、次の誕生日には、年越しには、しあわせになれよ、ぜったい
いちばんだいすきなひと、それは私ですね
ps明日寝坊すんなよマジで、いや行けるよな最近調子いいもんな朝は