ずっと迷子のまま魂が空を彷徨っている、

重苦しい冬が春になって、息をするのも一苦労な夏が終わり、また足取りの重い冬が明ける。

 

愛の行方も、空に描いた未来も、

まとめて何処かへ飛んで行ったまま帰らない。

 

何を望んでいるのか。簡単なことなのに、望んで良いものかどうかなんて詰まらない問答を他人に判断される世界で、どうやって息を続ければいい。

 

私がこんな孤独のなかで喘いでいる間に、

誰も彼もが私を忘れて進んで行く。

 

さよなら、さようなら、さえも届かない。